群青
瑞海


君よ進め その河原を
力強いその足を踏んで

風に纏わる髪をほどいて強くつよく

一面の深い深い黒
怖くなんかないよ、大丈夫
震える手 握っててあげるから

沈んでゆく 泡の音を聞いて
息が苦しくなる でも大丈夫
僕の言葉で息をして

目指す先は
はっきりとわからないのだけど
それでもやっぱりいきたい


目の前の群青
それは僕と私の眼




自由詩 群青 Copyright 瑞海 2014-07-20 19:54:33
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