私と性行為
花形新次

私の書いたものにはパターンがある。大きく分けると次のようになる。
①エロ、②フェチ、③じいさんイジメ、④ブスイジメ、⑤デブイジメ。
①と②は極めて近い関係だが、①は性器や性行為について書いたノーマルなもの、②はワキや小鼻の黒ずみ、伸びてきた眉毛の剃りあと、足の親指の黒い爪垢等について書いたちょっと特殊なものである。③は、戦争にも行かずにのうのうと歳を取るじじいに対する批判。④は、実は好きの裏返し。⑤は、自己批判である。
例えば、最新作の「台風になったおじいちゃん」は間違いなく③だ。
おじいちゃんが鳥葬にされて、鳥になって空に飛んで行ったのを見た孫の男の子が、丁度直撃した猛烈な強さの台風に立ち向かって行って飛ばされてしまったと勘違いする情景を描いたものだ。
これは純然たる私の創作ではなくて、スコットランドのサウスキルブライド(南嫁殺し)地域に古くから伝わる民話「鳥人間コンテストにおける日大の役割」から着想を得た所謂パクリだ。そうだ、⑥パクリを加えよう。それと98%は嘘である。

あ!これはかったるい。
もう、いいや。
やーめた。


散文(批評随筆小説等) 私と性行為 Copyright 花形新次 2014-07-09 19:56:24
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