そして
アンドリュウ

そして
我々は排水管に流れ込む汚水の様なものだ
何もかもごちゃ混ぜにして
蓋の隙間から暗闇に落ちてゆく

落ちてゆく落ちてゆく
次から次と落ちてゆく

あんたにも私にも
何の意味も価値もない
ただ流れてゆく汚水なのだ

原始の昔から
この事は分かっていた
火を付ければ飯が炊けるように
春が来れば桜が咲く様に
自明の理だった

そして
それでいいのだ

死んだ愛犬達は
今どこを歩いているのか

どこもあるいていないのか…


自由詩 そして Copyright アンドリュウ 2014-07-08 18:14:53
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