リィ

空に雲が一つあった その雲は僕らの頭上に
漂いながら大きくなり 数を増やし
空を黒く染め 自分達を雨に変えて
草木や地面 そして僕達を潤わせる
雨が止んだ頃には雲が一つもなくて
数日後にはまた雲が出来た
まるで生き物みたいだ
そんな雲でもなにか思うことがあるのか?
何を見ているのか?もし言葉がわかるなら
雲に生まれて幸せかい?と聞いてみたいな
そうしたらなんて答えてくれるだろうか


自由詩Copyright リィ 2014-07-01 23:27:31
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