主人が自分のブログに、私の乳がんの経過について載せたいと言ってきた時、
迷わず「いいよ。」と言ってはみたものの、私が載せて欲しくない事まで
載せられてしまい、その箇所は削除してもらったのが第一回目の記事でした。
それからは、掲載する前に私が目を通すという約束をしました。
その事を改めて振り返り、乳がんの早期発見のためには、欠かせない事実であると
いう思いになり、再度、消してしまった事実を復活させる事にしました。
私が乳がんの温存手術をしてから7年目になりました。
良性のしこりはあるものの安定してるという事で、担当医は4月から消化器専門の
医師に変わりました。医師が不足しているのだろうと思います。
今は、半年ごとに交互に大きい検査と小さい検査を繰り返しています。
主人の会社の福利厚生で、半日の人間ドッグを毎年受けるようになって数年後、
乳房の触診で「小さなしこりがあるけれども、たぶん乳腺症でしょう。」
そう医師が言いました。
私は家で「乳腺症」を検索はしましたが「乳がん」は検索しませんでした。
頭の隅に「乳がん」という言葉は浮かびましたが、深刻には考えていなかったのです。
あとその時期、原因ははっきりしませんでしたが、体調が悪く外出もままならない
状態でした。自力で病院に行ける状態ではなかったのです。
「たられば」は嫌いですが、主人に病院に付き添ってもらう事も考えていませんでした。
自力で行くべきだと、なぜかそう思ってしまいました。
そうこうしてるうちに、次の年の人間ドッグでは医師からはっきりと
「病院に行ってください」と告げられました。
病院へ行き、検査結果の告知で「乳がん」と知った時
面倒なことになったなというのが、その時の私の心境です。
ステージ?、中期まで進んでいたので、病巣は楕円の長いほうで3.3cm、後1cmの病巣も取り、
脇の下のリンパ節まで取りました。
ここで再度、私が言いたいと思った点は何かと言うと、
まず、乳腺症と言われた時点で、自力で行けなければ誰かを頼ってでも
病院へ行くべきだったと。
それができなかった自分を少し責めて、恥だと思い続けていました。
だから、主人のブログにこの事実を書かれた時、恥ずかしいから隠したかったのです。
「乳腺症と言われても、乳がんの可能性があります。再度、検査をする事をお勧めします。」
しかし、今、私の大切な人が病床に居るという現実を受けて
隠してしまった、この点こそが、ブログに載せるべきものだったと考えが変化しました。
大切な人のため、そして多くの色々な病気を患っている方々のために
早期に勇気を出して病院に行って欲しい。
これが、私が多くの人達に伝えたいことです。
拙い文章を最後まで読んでくださってありがとうございます。
主人のブログです。
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