虚像
凍月


窓に映った

もう一人の自分が

笑った

そうか

僕は笑ったのか

いや

違うのかもしれない

あっちの

消えかけそうな僕こそ

本当の僕で

今こんなことを

考えている僕は

ただの虚像なのかも

しれない




自由詩 虚像 Copyright 凍月 2014-06-28 20:31:44
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