イヤリング
たまのす

何も知らないように
素顔のままあなたは私の前を通り過ぎた

見れなかった
見ずにいられなかった

午後三時のやわらかな窓辺で
小さな小さなオレンジ色の
イヤリングがちらりと光った


自由詩 イヤリング Copyright たまのす 2014-06-22 11:46:51
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