無題
梓ゆい

一人で茶漬けをすする、朝六時半。

いつ来るとも判らぬ、搬入の荷を待つ。

「お疲れ様です。本日の出し切り時刻を、教えてください・・・・。」

雑多に集まる人々が

杉並・練馬・多摩地方の牢屋に入れられて

断絶されたまま年を取る。。

(金ニ喰ワレタ、中国人。

ソノ金ニ、喰ワレル日本人。。。)

凄い凄いと、言われたけれど

そこは吹き溜まりそのもの・・・・。

「三ヶ月の試用期間を過ぎれば、隣のあの人はもういない・・・・。」

どやされ

責められ

泣きながら

「それが何か?」と

電話を繋ぐ・・・・。


制作は、サラ金よりも恐ろしい・・・・。

          制作は、サラ金よりも恐ろしい・・・・。

制作は、サラ金よりも恐ろしい・・・・。
    
                    制作は、サラ金よりも恐ろしい・・・・。

所々、隙間の目立つつぶし表。。

殴りたい・蹴り飛ばしたいと思わないのは

半ば諦めの、表れなのか・・・・。

関町・保谷・田無・三鷹・阿佐ヶ谷・荻窪・吉祥寺・・・・。

(喰いついて・喰いついて・離れぬ、蜘蛛の目の裏路地。)

早く!・早く!!・早く!!!・早く!!!!。早く!!!!!・・・・。

少し凹んだ車両と
 
警察官の鬼ごっこ・・・・。

「なけなしの給与が、消えてゆきました・・・・。」

追うもの・追うもの・追われるもの。

追われるもの・追われるもの・追うもの。

「引き上げてください!!」と言えば

楽なのでしょうか・・・・・?

いつまでー?   いつまでー?   いつまでー?

いつまでー?

いつまでー?        いつまでー?     いつまでー?

いつまでー? いつまでー? いつまでー?

夜が明けた幹線道路に

地獄の雄叫びが

こだまする・・・・。








自由詩 無題 Copyright 梓ゆい 2014-06-14 05:25:08
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