出会いと別れ・・・
tamami

通り過ぎる風のように
現れては去っていった
出会いと別れはいつも
風のようなものだから

嬉しい出会いにいつも
同時に訪れる不安感は
別れを予測し付き纏い
いつしか諦めとなった

やがて現実となる別れ
寂しさが襲う度ごとに
覚悟が生れさようなら
と自らを突き放すのだ

出会いと別れを嘆く度
ひとつずつ大人になり
静かにあるいは激しく
通り過ぎる風のようだ

これもまた自然の摂理
の一齣であろうと悟り
心の中を通り過ぎ行く
風の確かさを見つめた

出会いと別れへの旅は
通り過ぎる風のように
気儘で温かな風が吹き
浚い清めてくれまいか


自由詩 出会いと別れ・・・ Copyright tamami 2014-06-13 04:38:04
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