奇妙なサッカー
ichirou

昔見た写真を思い出す
独立前のモザンビークで
人の首のボールでサッカーをするポルトガル人
子供だった私はサッカーが大嫌いになって
友達に誘われてもサッカーはやらなかった

サッカーの起源も人の首を
蹴っていたとか いないとか
今の時代とは関係ない価値観と倫理観
だから
今のサッカーとも関係ないことは分かっている
この様な背景があっても
貧者にチャンスを与える世界的スポーツに進化した
サッカーは素晴らしい

でも
愚かな私の頭の中で
無意味で
不謹慎な
奇妙なサッカーが展開する
そして罪深い宿命を感じる


ワールドカップのサッカー
もしボールを誰かの首に例えるなら
あのボールは一体誰なんだろう

少なくとも
審判を買収したりされるような奴の
首なんか蹴りたくもない













自由詩 奇妙なサッカー Copyright ichirou 2014-06-10 08:04:53
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