隠遁
森川美咲

鬱々と
うつらうつらと
やり過ごす時間(とき)

酔っ払って
ふらりふらりと
帰った夜は遠くなり

孤独を求めた結果が
これだ

重い頭に響く
かつての仲間の笑い声

鈍った感情が
ぼんやりそれを聞いている

淋しくはないが
安らかでもない


自由詩 隠遁 Copyright 森川美咲 2014-06-06 03:06:40
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