異国の街に
吉岡ペペロ



ずいぶん僕は日本でも

異国の街を歩いていたようだ

成田から12時間かけて

-7時間の時差がある街に座っていた

気持ちはなにも変わらなかった

ひかりや景色、風やひとを見つめながら

それとは関係ないことを自問自答していた

そうやって生きてきた

これからもこうやって生きてゆくのだろう


車輪が軋む

路面電車がゆきすぎる

おっさんがチェスで遊んでいる

黄色くきれいに揚がったポテト

日曜日だから店はほとんどが閉まっている

孤独がなにか

宝物のように思えてくる黄昏れ


ずいぶん僕は日本でも

異国の街を歩いていたようだ

成田から12時間かけて

-7時間の時差がある街に座っていた

気持ちはなにも変わらなかった

ひかりや景色、風やひとを見つめながら

それとは関係ないことを自問自答していた

そうやって生きてきた

これからもこうやって生きてゆくのだろう


携帯写真+詩 異国の街に Copyright 吉岡ペペロ 2014-05-19 04:57:01
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