SHAPE OF MY MIND 1稿
長谷川智子


―――知らないほうが幸せかもしれない


そこで起こる
間違い
場違い
最悪
勘違いはやむなく

時折
‘冷たい’だの
‘人の心に向き合わない’と
ほんとうは
そんなあなたに言う資格などない

とにかくここは危ない
少なくとも私には危なすぎる

<何か間違えてるよこれ
 やっぱ絶対おかしいよ>

濃厚に横行している累々
豊かそう. と
豊か は
全く別物な
はず

“とりあえず頭ん中にマイフェミィ入れてあるんで
あ、私生まれた時からゆりかごなかったんですよねー”

効率がどうのとか
投げ出したくなる
衝動
氷壁が崩れてきた
すこしだけ
あたたかくなった

表すための感情や感覚の違い
使い勝手が見えてくる

体がもっと熱くなる
解毒やら何やらが進んでいるのだろう

日々
軽くなる
意識
遠ざかる
黒過去から
じょじょに
着実に

二人称からくる奔流が
行く手を常に阻んできた
圧され続けたこちら側の感受
容易に限界を超えるので
こっち側で止めざるを得ず

それが解けた今から
これから
たくさん受けられるはず
必要なこといろいろ

ルミエールも
サンシャインも
私のなかに



自由詩 SHAPE OF MY MIND 1稿 Copyright 長谷川智子 2014-05-18 10:23:17
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