岩手の父に贈る詩
ヒヤシンス


心の庭にヒヤシンスが咲き乱れている。
私は悲しみを言葉にする者。
拙い言葉で眼前のキャンバスを汚す事になろうとも、
現実を直視し、血のたぎりを一筆で描ききる。
昨日の悲しみが今日に及ばないように。
そして私は明日をも考える。
一つの星が落ちた夜は荘厳だった。
しかし今、私は一つの勇気をもらい、再び歩み出さなければならない。
眼差しは常に前に、未来に。
燃えるような悲しみを熱情に変えて。
現実の乗り越えが愛に繋がる。
私は大きな愛を信じる者。
私の心の庭にはいつでもヒヤシンスが咲き乱れているのだ。


自由詩 岩手の父に贈る詩 Copyright ヒヤシンス 2014-05-01 11:06:25
notebook Home 戻る