姉と話す
梅昆布茶
横浜の姉に電話する。
料理や家事のことでわからないことがあると
姉にきいてみるのだが。
姉もだんだん逝った母に似て
話が長くなってきつつあるようだ。
煮ると焼くしかない僕のレパートリーを
ちょっと広げてみようかと
揚げ物のコツをきいてみたわけなのだ。
いろいろ話したあとで甥っ子の鬱病の話。
帰国子女の彼は僕の高校の後輩でもある。
某なんとか総研の中間管理職らしい彼。
生まれてしばらくは母が面倒を見ていたこともあった。
ボクもよく近くの公園や動物園などに連れて行ったものだ。
トンネルのなかにいる彼。
どの場所に居ようとも
人間は何かを抱えながら生きなければならない。