デブの寒さ知らず
花形新次

今年ももうすぐ
デブにとって悩ましい
季節が訪れる

きみは言う
季節の変わり目を
あなたの汗の量で汁なんて

しるという字が違いますが
でも、そっちの方が
合ってるような気がして
何も言えなかった

ジットリした肌に
触れないように
距離を取って歩くきみを
僕はクールな人だと思ったけれど

僕自身は全然涼しくならなかった


自由詩 デブの寒さ知らず Copyright 花形新次 2014-04-15 00:34:25
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