おととい。
端沢 紫琴


ネクタイは道具だった。



子供たちの憧れだった
二段ベットでゆらゆら揺れて


一番最後は不安な明日を見つめ

次の瞬間
おとといへと去って行った。


明日 綺麗に焼けるのだという。


もう
一年前の話。


自由詩 おととい。 Copyright 端沢 紫琴 2014-03-31 23:17:17
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