太陽がもしも美しいブルーならば
TAT





















俺ももうちょっと真剣に愛の効能を信じたかもしれない





人知れず夕焼けが暗闇に替わってゆくそのモノガナシサに






勝手に主観をとがらして



















心臓をひっつかんで













ぶるぶると舗道に倒れ込んだのは
























































どこのどいつだい?



アタシだよ













って





えらい古いなw


















悪い悪い
スマンコ
スマンコ
















三十も半ばを越えてくるとデリカシーがすっかり朽ちて



詩人は一個の動物に変わって来るんですよ




























































































(幻獣寄りの)














































































































































































太陽がもしも
黄金に輝く早い日の鋭い月ならば










俺ももうちょい上手く人を出し抜きながら生きれたかもしれない


































月があと三日早いスペースシャトルの炎ならば












僕もまじめに人生と向き合う努力をもう少ししたかもしれない








けれども






















そんなん後付けのしょうもない理屈やで

















けれどもなんて言うな














お父さんやお母さんが教えてくれたろう




















『どの道やらんならんなら、黙ってやっとった方が値打ちあるで』って










太陽がもしも閃いて北に死んでゆく流星ならば








彼の背中に通りすがりのわたしの願い事を三っつも余分に乗せるのは








傲慢過ぎますか?



水平過ぎますか?














































さぁ俺には
とんと見当が付かないよそういう大事な考え事は

自分で考えなよ俺の大切なスイートレモンパイおいもパイ


瓶の中の暗く深い毒薬色の







自由詩 太陽がもしも美しいブルーならば Copyright TAT 2014-03-31 02:13:55
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