巡花芽
砂木

小枝の別れめに すごした雪が溶けかけている
のしかかられた小枝は いつも 問いはしない
さまよいながら 降り募る 重さにただしなり
折れたら落ちる 回る季節に巡りを てばなし
花芽を ひとつ連れて行きます 消える雪花芽




自由詩 巡花芽 Copyright 砂木 2014-03-30 14:08:37
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