つぼみ、開花 、そして「○○○○」
時子
手を冷やしそれぞれ作った雪だるま溶けて一つになるのも愛し
風邪引いておでことおでこをくっつけるついでにつけた唇の熱
髪の毛をグシャグシャ撫でる春一番荒くて優しいアナタに似てる
「さよなら」を乗せて飛び行く白い鳥卒業証書の紙飛行機よ
もう二度と会うこともない「またね」だけ重ねる日々の儚いことよ
まだ咲かぬ桜を眺める君はまだ気づかぬ私の新しい
薄紅
(
リップ
)
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短歌
つぼみ、開花 、そして「○○○○」
Copyright
時子
2014-03-28 23:23:02