きのう
もっぷ
窓辺に三月が
腰掛けているのだが
まだあまりにも曖昧にあおいままなので
そのままにしておいた
冷える未明
ヒーターをつけた
あたたかな紅茶もほしいな
マグで、ミルクも一緒に
布団のなかにもぐる
それなりに眠いが
きのうの庭に置いてきた白旗が
風に
鳴っているのが聴こえて
、投げやりに捨てたきのうだった
蹴りを入れたいほどに生き難い
きのうだった
勝つこと負けることからいつか
解放されたい
けれど
わたしはきのうに負けた
自由詩
きのう
Copyright
もっぷ
2014-03-10 03:44:52
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