はる
るるりら



あいさつも そこそこに
そうぞうぶつ ふえつづけ にげるように
ここに たどりついた

あまいろに つやめくとびらのむこうは あめいろ
つくえに みな ほおづえを つき
いつかきたみちの くつひもも ほどけたまま
ただずんでいる
いたいけな はなしかけづらいひとびとに
こえも こころも とほうにくれる

ひとりの おばあさんが わたしにきづいた
ときが ときめく 
りんと おばあさんは たちあがり
きがついてかつかないのか こちらに あるいてくるほどに
わかがえり わたしのそばにまできたときは すっかり なぜか
だっこをほしがる ひとりだちのころの あかんぼう
つきだす そのりょうてに したがい だきしめると

 ‘きてくれたそかな’ なつかしい とちことば は
なつかしい あのひとの こえ
まさに あなたは もしや わたしの おばあちゃんですかと 
こちらに ひきよせれば ぷっくりとした ほっぺの
あどけない おさなご もう なにもいわない そのこの くちは うごく
うっくん うっくり もう ちちが はじけそう くわえられるのを まってる
 る る るる る


自由詩 はる Copyright るるりら 2014-03-07 08:11:07
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