日曜時間
朧月

日曜の昼間はぜいたくな席のようだ
時間はゆっくりで
間違った字をかいてもあせらなくていい

とがった消しゴムで無理に
消さなくていい

みんなだらりとしていてもいい

雲がふわりとあくびしている
犬がそれにきづきながら
耳だけを動かしている

私とハムスターがいるこの部屋は
さっきからかいた文字であふれているよ
かたちにならなくてもいい
そうおもってうっとりとながめる

文字はゆるくほどけて
やがて君の顔になった


自由詩 日曜時間 Copyright 朧月 2014-03-02 12:59:47
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