花園・・・
tamami
野辺に咲く花は彩りささやかな風に揺れていた
太陽の光を浴びたその場所は緑の芝生が敷かれ
青い空と白い雲が浮かび眩い光景に満ち溢れる
花園と小鳥と蝶と蜜蜂が飛びかい猫や犬と戯れ
時には小川で魚を釣りお弁当やお菓子を食べた
その場所は誰にも邪魔をされず誰も踏み入らず
ただ時間だけが緩やな風と共に流れ過ぎて行く
誰も踏み入ることの出来ない秘密の場所なのに
ある日誰かがこちらに歩き近づいてやった来た
境界線を越えスタスタ歩いて近づいては消えた
境界線を越えてはいけない場所を越えて消えた
来る日も来る日も踏み入ろうとして消えゆく姿
此処は自生する花園誰も踏み入る事が出来ない
踏み入ろうとすれば消えていかざる得ない場所
眼に見えない深い深い溝に嵌り沈んで消えゆく
今日もまた一人消えたあの深い溝よりこちら側
花園の住人には深い深い溝はなく白い道なのだ
花園と住人は守られ音を奏で歌い踊り読書する
野辺に咲く花は彩りささやかな風に揺れている
太陽の光を浴びたその場所は緑の芝生が敷かれ
青い空と白い雲が浮かび眩い光景に満ち溢れる