骨と石
臀部と昆布

白い骨は美しい。
赤い肉が裂けると花が咲く。
覗く白は眩しい。

石は佇む時間。
永遠な巨大さは時間に殺されてしまった。
何か大きなものは砂になってしまった。

しかしまだ失われてはいない。
失われることはあってはならない。

骨は燃やされ灰になった。
石は削られ砂になった。

私達は死の気配を感じながら生きている。
それは怖くない。
とても懐かしくて力強いものだ。

どこまでも白だ。
どこまでも強烈に。
どこまでも細かく大きく生きているんだ。


自由詩 骨と石 Copyright 臀部と昆布 2014-02-21 15:45:24
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