再生
沙藍





目を閉じている心が
夜明けを待っている

楽園のためか戦争のためか
多分それはどちらでもなくて

脳裏に焼き付く景色を消した
裏切りなんて簡単に言わないで

傷を付けて笑った
抱き寄せられて泣いた

全部忘れてくれていいから
またきっと思い出せる日がくる

夜明けの向こう側に手を伸ばして
閉じた心が目を開く


自由詩 再生 Copyright 沙藍 2014-02-21 15:28:28
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