寒い夜
番田 


流れる
その詩は何を歌う
思っていた でも
イメージを 頭に

見た 雲を 遠くに
心は 
追いかけた 眠りに
落ちていく 眠りの中で

詩は何を
表現する
そう思うとき
やっと眠りに落ちた

ニジマス釣り
ブラックバス そして
釣ることにすら疲れ 
共存を 望んだ

本屋に入り
僕の興味のある
雑誌をそこに見つけ出し
若かった時代を 思い出す

誰もいない
部屋は暗かった
死んだ母親の体は帰ってこないのだ
沈黙ばかりが続いていく

だから すべてが自分の望むように
きっと 海の向こうには 
あるはずだろう
そう思った


自由詩 寒い夜 Copyright 番田  2014-02-06 00:48:25
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