なにごとにも正直でありたい
その気持ちに真正面から向き合うと
わたしはまず真っ先に
姉の子供が不美人であることを
告白しなければならなくなる
矛盾や横暴を背負う
小学生も1年経てば
自ずと分かる世の常というもの
煽てて喜ぶ無能な上司も
裏を返せば扱い易く
3手先を読みながら行動する
私より幾分か人として有能なのだろう

良いことを言おうと思う方が馬鹿げていて
それを信用する方はもっと馬鹿げている
それでも
正義を振りかざす有識者は
いつも以上に雄弁に未来を物語る
その先にある春夏秋冬は麗しく
偲びながら手を合わせる老婆を見ていると
救われる気持ちになったのは確かで
こうやってユートピアは
作られていくのかもしれないと思ったので
姉の子供は不美人だけど
美人ということにしておこうと思う