重箱の隅
藤鈴呼

勿体 無いから 蓋をした
重箱の隅を 突いて見る

ツツツツツ〜
其れは 雨粒の如く 
流れ 始める

針の 切っ先が 見えたなら
次に 会えるは 赤き雫

いや… そうじゃあ ない

頭を振った 僕の 目の前に
見える 暗黒
差に非ず

トンネルに指す 
一条の光よろしく

褒め称えたり 石橋を叩いたり 
手を翳したり しながら

ゆっくりと 進むのだ

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自由詩 重箱の隅 Copyright 藤鈴呼 2014-01-16 10:52:03
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