ひたすら
石田とわ




    風見鶏、青磁のそらにはばたけば南へ向かいひたすらに飛ぶ


    あいうえおあなたにどれを贈ろうか曲がりくねったひらがな愛し


    過ぎてゆく明日が今日を追い越してうつくしいひと深くさやかに


    肌色が肌にくるまれ夢をみる溶けあってほら、しじまが眠る

 
    がりがりと冬の夜空でかき氷待ってもこない言葉をください






短歌 ひたすら Copyright 石田とわ 2014-01-14 23:19:00
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