陽気さ
はるな


よごれて
あなたは笑っていた
ちかちかする電灯をつけて
陽気な詩を読んでいた

「星がながれるころ」、
歌いだしたとき
詩だと思っていた

(    )を忘れたい
ほとんど白いくらい青くなって
あなたが叫んでいたのに
詩だと思っていた

よごれて
あなたは笑っていた
それも全部
詩だと思っていた
ちかちかする電灯を消して
時間通りに帰っていく
あなたは
詩だと思っていた



自由詩 陽気さ Copyright はるな 2014-01-13 19:50:01
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