流浪・・・
tamami

私の居る場所は此処にない

誰かが囁く此処ではないと

此処で無ければ何処だろう

私の居るべき彼の地は何処

誰かが囁き森と大河の傍を

私の脳裡に観せてくれた地

思い浮かぶのは緑と青い空

心彷徨う共に歩む人も無く

彼の地へ往きたいと願いて

忘れてはふと思い出させる


貴方は誰私は何者と問わず

まだ見ぬ彼の地を懐かしむ

私は望郷の旅人流浪の旅人

問わず語らずして出遭う人

同郷の民は自ずと集う群れ

群れは同郷を懐かしみ集う

別々の場所から一つに集う

遠い流浪の旅人望郷の地へ

私の心に映し出された地へ

懐かしい彼の地を目指して

溢れ出る想いを胸に抱きて





自由詩 流浪・・・ Copyright tamami 2014-01-13 17:35:21
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