ゆきほこら
umineko

狂うっていうのは
ケモノの王様
そういって
君がくすくす笑う

だからね
アナタは違う
王様なんかじゃ
ないから

たぶん
君も正気のままで
コートの匂い
確かめたりして

狂ってしまえば

なのかな

わかんないから

ありったけのドングリを
胸にかき寄せ
眠りゆく

そんな
ほこらのリスに似て

まだ降りしきる
雪の夜の

僕らは
ひとつ丸くなる
  
  
  


自由詩 ゆきほこら Copyright umineko 2005-01-14 05:18:45
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