ふらふらと微笑む天使
藤鈴呼

あなたの必死さが 粉になった
ふらふらと微笑む天使が 手を広げたら
心ごと 舞い上がって 踊った

くるくる と 花びらのような 儚さで
瞳の上に 落ちたから
それ以上 涙を拭う 必要も なかった

見上げれば 月が 星が
次の日には 太陽が
当たり前のように 昇るのに
何故に 心は どん底だったのだろう

ぬかるんだ 足元から
泥だけを 引っこ抜けば
ついでのように 長靴が 脱げ
裸足に なれるから

小石に つまづいたら 痛いなんて
一切 考えずに
そのまま 走り出しちゃえ
きっと 楽しい 筈だからサ

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自由詩 ふらふらと微笑む天使 Copyright 藤鈴呼 2014-01-04 08:44:57
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