みらいにつなげる ことしのおもい
板谷みきょう
うしろめたさに それでも
かなり へこんでいたんだ
いつも みてくれているようで
さんざんな めにあいながら かくことば
あしたにつながる ちからをのせて
りんとしたまなざしで おくってくれる
がんじょうで おおきく おもい
とびらから さしこむひかりを
うけとるように みちびいてくれる
ここであえることが すくいにつながり
ろくでもない くらいきぶんのとき
からすに おそわれたような きぶんのときも
のけぞるように かがみこむように
かんかん がくがく ぞくぞく ぶるぶる
しにものぐるいで すごした ひびを
やきもきしながら かまえていきて
そして
えもいわれぬ かなしみにも よろこびの
てをのばして みちびいてくれる