小枝
subaru★

華奢な小枝が
今は居ない
おばあちゃんの
背中に見える

身を反らす
一張の弓に似せて

しなやかであるが
少し触れれば
脆く砕けてしまいそうだ

それなのに
見目良く
誰よりも
頼もしく

その生き様を
ただ
見つめていた


自由詩 小枝 Copyright subaru★ 2013-12-11 06:57:22
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十二月のうた