衝動
きみのてを

ただ こんなにも
生きるということは
切ないのだろうか

夢を素通りして歩いてきた道
それすらも 愛してしまえる今
僕は覚えたくなかったと
死んだ過去が声もなく叫んでいた

ただ こんなにも
生きるということは
切ないのだろうか

殺してしまった今という思い出を
熱い感情を持って弔っている
僕はいつしか君をも殺して
幸せになっていくことを願っていた

ただ こんなにも
生きるという ことは


自由詩 衝動 Copyright きみのてを 2013-12-02 12:55:06
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