えび料理
遙洋



昨日
えびを袋詰めにして帰った

今日
生きているのはわたしだけ
そんな
圧倒的なわたしの
優勢がくりひろげられている日々
さびしい土地で同居しかけたえびをも
殲滅させるくらしを
うっかり
忘れて

そして
どうでもよいような人の
名前を思い出そうと
半日程
むだにすることもある



自由詩 えび料理 Copyright 遙洋 2013-11-25 18:28:51
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