紅葉の手
藤鈴呼

伝えるだけじゃあ 一方通行な 言葉
分かり合おうとする 心が
寄り添うことで 

より 伝わりやすく 
伝えやすく 

思いも 広がって行くのだと
信じたい 気持ちで いっぱい


下を観れば 土色
大地は こんな 感触だったか と
地団太を 踏みながら
喉を 潤す

バーボン 琥珀 
嗚呼 そうだった、と 思い出す
コラボレーションに 乾杯


真夏の暑さを 忘れたいかい
赤いスイカは 恋しいかい
紫蘇ジュースで バテ加減を 調整すれば
甘酸っぱい 妄想 広がる


今度 改札を通る瞬間
振り返って御覧

未だ 紅葉の手は 見えないけれども
きっと シソ風味の サヨナラ が
風に舞って いるだろうからさ

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自由詩 紅葉の手 Copyright 藤鈴呼 2013-11-17 06:23:52
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