クルクル
藤鈴呼

回廊 と 回復 と 人生の回路 が 
複雑に絡み合いながら 淘汰するまでの時間を 
描き始めている

美術館と 病院などの それは
随分と 違うのでしょう


クルクル
目の回る程 踊り続けた後で

箸を 回す
均等に 粘り気を帯びる豆を
冷たい バニラアイスに 浸すと
とても 美味しい


真夏に読むと 避けたくなるような 道の雪も
愛おしく 感じてしまう 不思議

轍は 煩わしい
どうせなら グー・チョキ・パー

勝手に 道の 絵を描いて
歩きやすく してくれたら 良いのにな


分かれ道 
そう感じない 瞬間も 
有るのかも

空気の 流れるままに 
道の 見えるままに 
進んだら 

もう片方の 世界は 
シャットアウトして しまうのかも 
知れません


何かを 成し得る 人生だったと
後に 振り返ることは
倖せなこと

人生の 執着地点では
振り返る ことは 出来ない

その瞬間は 次の世界への 入り口ですか
抜け出せぬ 問題は
心身を 留めては くれませんか

ただ ただ 
待ち合わせばかりの 哀しき日々だった

言わざるを 得ないような 状況には 
なりたくないな

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自由詩 クルクル Copyright 藤鈴呼 2013-11-15 22:09:15
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