ハード・サウンド


空に近い丘の上で靴を投げて遊ぶ
こぼした言葉はちゃんと集めておいた
ああ
雨雲が埋める明日は晴れ渡る
きっと待っているのさ、会いに行こう
想像したとおりの世界があるだろう
逆さまの街で目を閉じて
穏やかにそっと歌っているのさ
覚えていることもぜんぶなくなるよ
さあ飛び込もう
わかちあえたらいいな、これから
詰まらないことにできるはず
一瞬が響く
叩きつけられた音


自由詩 ハード・サウンド Copyright  2013-11-10 11:00:50
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