あなたの話をみんな聞いていない
小川麻由美

「あなたは過去の栄光にすがって生きている」

ある日 ある人が 私に 放った言葉
不思議な言葉
ぎょうぎょうしい表現
だから 笑ってしまう時もある
私のこと どれだけ知っているのだろう?

私の過去に栄光があっただなんて
私の現在に栄光なんて見い出せない
私の未来に栄光を求めてもいいのだろうか?

仮に私に栄光があるとすれば
私の現在の栄光も未来の栄光も
私の過去の栄光に吸収されてしまうのか?

私の現在の栄光も未来の栄光も
私の過去の栄光に吸収されてしまうのか?

チャンスはあったかもしれない
私はあなたを好きになるから
あなたも私を好きになって
いい友達になれたかもしれない

伝える気にもなれないけれど
あえて「さようなら」と書かせてもらう


自由詩 あなたの話をみんな聞いていない Copyright 小川麻由美 2013-11-01 20:47:03
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