イノセント
そらの珊瑚
はかなげな羽が降りてくるようにシダーウッドの練り香の夜
素のままの足先冷えるにまかぜては南瓜の裏ごしなんかしてみる
面取りの支度を終えた大根の白さに嫉妬 そうゆうをんな
忘れたり思い出したりするうちにすっかり甘くなりました柿
ふくらんでふくらみきってなおもまだふくらむというランチュウのさが
さみしんぼう ねむりんぼうはきかんぼう 思い出してる……さみしんぼ母
主に煮て食べる時々焼いてみてたまには丸かじりする 頁
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夢見る頃を過ぎても(短歌)