雨が降っていたので そのように感じました
朝焼彩茜色

雨が降っていたので そのように感じました
空と自然の営みの 湿と陰と灰の しぶみ
晴れは いつもいつも 迎えに来る 至福を吹く 生きの道

全うを急がない 備えの遺書の目次の下書きの浮き絵
轢かれる雨水の音のようにはいかない

雨が降っていたので そのように感じました
程よい寒気と 冬の手招きが滴る 不必要のない 裏道
晴れは いつもいつも 迎えに来る 

だから 何も心配はいらない

雨が降っていたので そのように感じました
今も降っています

残酷にも雨水の轢かれる音がします
裏道をぬけて

生き道へ出ます


自由詩 雨が降っていたので そのように感じました Copyright 朝焼彩茜色 2013-10-23 22:35:49
notebook Home 戻る