メロンソーダ
atsuchan69

消えた夏の色はメロンソーダ
あれは遠いとおいむかし日ざかりの庭で
風もなく揺らいだ瞳のなかの碧
バルコニーへ運ばれたグラスを透かして
チェリーの沈んだ泡立つ海へと
白い帆に秋の風をうけて走るヨットたちも
一口、また一口と私に飲み干される







自由詩 メロンソーダ Copyright atsuchan69 2013-10-17 09:04:32
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