思考の歪時
朝焼彩茜色

思考が歪 これもアタシどれもそれも 殴ってやりたい
苛立ちなんてものではなく 只の思考の歪 

舐めるんじゃないよ どいつもこいつも 浅墓の知覚なし
悉く尽す唾棄なエネルギー

思考の歪の自覚 アタシは一人で時折 疲れる 生きにね
歪ながらの正しさを殴り起こして 時間に至るんだ

つまらぬ されど人生 説教垂らす涎なんぞない
勝手に空気を貰う 惜しむ暇もなく 怒りを恨みに情熱に血を注ぐ

面倒は著しく佇みを繰り返す
煩いは結界を気安くすり抜けて やってくる

呼んだ覚えはない

   口が歪んでアタシの中の不正に言い訳を孕む 粋に真面目さが仇になる歪な世

何を殺せば済む気 

許せないことの血管が浮き上がる 見て分かる者の少なさに 殺したくなる
浅瀬の微生物

されどなんて今は云えない 思考が歪だから 自覚ある

耳をすり抜けるオペラ 癒されたあの偉大なオペラ エニグマのオペラ

一人で生きてゆけるものなら そうしたい
絶対に二度と生まれたくない 懇願だ その夢だけでいい叶える願いは

菩薩の粋でも人間の姿をしているのだから 厳しい階級だ

思考の歪を盾に挑む戦いほど滑稽な鎧もない 歪の残像が見える何重にも

翻弄されるほど酔ってはいない 舐めるんじゃないよ

滞りを助けてあげれない

ごめんね


自由詩 思考の歪時 Copyright 朝焼彩茜色 2013-10-08 15:30:01
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