殺人狂時代
永乃ゆち



さよならの時期を知らない振りをして私あなたを殺していたのね

もう二度と愛に傷付かないように私あなたと心中します

気移りをしたなら行って構わない影だけ私に残してください

味噌汁の味が違うと言う朝のわたしの殺意をあなたは知らない

ためらいの傷がうずいてあなたとは一緒になれない現実を知る




短歌 殺人狂時代 Copyright 永乃ゆち 2013-10-06 22:03:35
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