毎日が自転車
番田 


何にも意味は無かった
言葉は音楽の
時の中で疲れた思いの音楽だ
頭の中に いつも 埋まっているのだ
そのような街で眠るのは僕ではなく
出口の見えない そんな時代の光なのか
閉じられた目の中にある無言の光だった
遠くには 花の絵が


渋谷へと走る僕の心はスピードを上げたかった


青山通りは 朝へと
死んだ暗闇の中にいる 寝不足の顔のマスコミは
アパレル業界としての疲弊しきった人間たちへ


金と時間とは何 それらが少ないのはなぜなのか
この街との一体感 腕を組むと疲れたけれど
遠くの街の朝から
何もないままで 一日が過ぎていった



自由詩 毎日が自転車 Copyright 番田  2013-09-30 02:06:59
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