詩といた日
番田 


何もすることもない
ひどく疲れ切っている この 人生


ペヤングを 開け 僕は食べていた


そして 考えていた 無意味な自分の存在について
詩を書く時間以外は何も約束されてはいない


もう少しだけ自由になれたら
寝る時間だけは必要だが
もう少しだけ 僕は 自由に生きてくれば良かったと思う
部屋の中で そんなことを 考えていた
あの日 嫌いだった人
あの日 好きだった人
暗闇の中 事故を起こした日の車のバンパー


ゲームやテレビ
そして恋愛 目の前を流れていく
時間の中の音だけがチクタクと言うだけ 自然といえば
自然なのかもしれない


もう少し 自分についてのことを考えてみたい
この 白く 人気のない街の片隅で



自由詩 詩といた日 Copyright 番田  2013-09-26 01:14:16
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