雨の日のダルビッシュ
吉岡ペペロ

雨が地面を濡らしていた

使えない鏡のように濡らしていた

空は雲に覆われていた

寂しい景色を高速で行った

雨の日のダルビッシュ

おまえもこんな気持ちなのか

だから虚空に気持ちよく打たれるのか


晴れの日は

空は青に覆われていた

自由なんて一体全体

この世の何処にあるというのか


雨が地面を濡らしていた

使えない鏡のように濡らしていた

空は雲に覆われていた

寂しい景色を高速で行った

雨の日のダルビッシュ

おまえもこんな気持ちなのか

だから虚空に気持ちよく打たれるのか





自由詩 雨の日のダルビッシュ Copyright 吉岡ペペロ 2013-09-25 18:58:18
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